マイク・ケネリー、XTCを語る
「Something Else!」サイトの2012年7月の記事より。アンディ・パートリッジが協力した最新アルバム「Wing Beat Fantastic」のプロモーションって意味もあるようだ。
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ソロデビューアルバムの「Hat」でも、彼らの「Mayor of Simpleton」からちょっと拝借してる。けど、サンプルしたんじゃなくて、いかにもそれらしく聞こえるように、自分で演奏し直したんだ。XTCの音楽からは徹底的に影響を受けてるよ。ゼム (1960年代のバンド。名シンガー、ヴァン・モリソンがいた) やザ・ビートルズなんかよりもっとだ。
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アンディ・パートリッジのことは1988年から知ってる。バーミンガムでザッパがコンサートをした時、デイヴ・グレゴリーと二人で来てくれたんだ。ベース奏者のスコット・テュニス (「ザーンズ」や「スーンズ」よりこっちが近い) がヴァージン・レコードに電話して、彼らを招待したいってメッセージを託したんだよ。電話を切った時、彼と俺で、悪ふざけした時みたいにくすくす笑った。XTCが現れるなんて、ありえないからね。けど、驚いたことに、そして嬉しいことに、来てくれた。後から判ったのは、アンディがライブ活動をやめてから6年経ってて、コンサートを見に来るなんてのはすごく稀だったってことだ。ザッパの威力だよな。光栄だった。
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少し後、彼らは「Oranges and Lemons」のレコーディングに俺たちを招待してくれた。彼らはロサンゼルス、俺はサンディエゴにいて (間の距離は車で3時間くらい)、チャンスを逃す手はなかった。彼らのレコード作りは、目から鱗が落ちるようだったよ。デイブとは親友になれたし、アンディともずっと連絡を欠かさなかった。自分の作ったものは何でも送った。アルバムも出す度に必ず送った。そうしたら、何年か前にアンディが、曲作りでコラボレーションしないかって言ってきてくれて、もう待ってましたって感じだったね (笑)。
ザッパついでに、勢いで紹介しちゃおう (笑)。
アルバムはこちら。
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