コージー・パウエル、今後の予定を語る (自らのキャリアを語る (12/12))
1998年に不慮の事故で亡くなってしまったコージー・パウエルだけれども、これは1996年のインタビューとのこと。Joe Geesinってロック評論家の個人サイトの記事より。かなり貴重。今回が最終回。
→ Joe Geesin - Freelance Music Journalist > Cozy Powell Interview
今後の予定はどうなってますか。
- 今は何の予定もないんだ。おかしいだろ。今年 (1996年) は、いつもと違う年にしようと思って、休みをとった。またバイクのレース? どうだろうね。エキサイティングなことをやりたいんだ。それが何か、今は判らない。ミュージシャンの人生ってのは、先が読めないよな。
誰と仕事したいですか。
-
俺を呼んでくれるなら、誰とでも (笑)。ソロアルバムをもう1枚、無名の奴らと作ったよ。ジョン・ウェスト、マイク・ハウスウェル、それにニール・マーレイがベース、ほぼ出来上がってる。日本からオファーがあって、作れたんだ。その内に出せるかも知れないし、出ないかも知れない。
-
グレン・ティプトンやブライアン・メイとも、また仕事したいね。いずれにしても、この何ヶ月かの間にどうなるかによる。別にシャットアウトしてるわけじゃなくて、オフが必要だっただけだ。昔のベドラムやハマーの頃だって、1年くらい休んだしな。この30年ずっと休みなく、演奏やツアーを続けてきてる。たまには休むことも必要だよ。良さそうな話が持ち上がれば、動き出すことになる。
オファーがあればってことですか。
- そう、ドラマーなら当り前だ。個人的に誰かとうまく行ってないってことは全くない。あ、ロニー・ディオ以外はな。それ以外は、リッチー・ブラックモアともディヴィッド・カヴァデイルとも、すごく楽しく過ごしてきた。また何か転機が来るんじゃないかな。俺は楽天家なんだ。状況はいつでも良くできると思ってる。先が判らないのは、ある意味、良いことじゃないか。この業界、先が読めすぎることもあるからな。
この2年後に、まさかあんな未来が待ち受けていたとは。
ジェフ・ベックが亡きコージーを偲んで作ったって噂 (裏が取れてないんで、真偽のほどは不明) のある「Another Place」を、久しぶりに聴いてみよう。黙祷。
人気の記事
- 2016/1/26 - トニー・ヴィスコンティ、デイヴィッド・ボウイを語る
- 2014/9/8 - ロバート・フリップ、「キング・クリムゾンの掟」を語る
- 2012/6/25 - トッド・ラングレン、「Todd Rundgren's Johnson」を語る (5/6)
- 2012/1/15 - スティーヴ・ヴァイ、ヴィニー・カリウタを語る