ジョージ・ハリスン、「While My Guitar Gently Weeps」を語る (30人のギタリスト、この1曲を語る (13/30))
「Guitar World」誌サイトの「ベテラン・ギタリスト30人が語る、この曲でみんなの記憶に残りたい」って記事より。パート1は2014年1月、パート2は、なぜか1より古くて、2013年11月。元々は雑誌の2002年5月号に掲載されたものだそうだ。
→ Guitar World | Thirty Guitar Legends Choose the Song They'd Most Want to Be Remembered by, Part 1
「While My Guitar Gently Weeps」(ザ・ビートルズ「The Beatles」(1968))
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これのレコーディングを始めた時、最初は自分がアコースティック・ギターを弾いて歌うだけの曲だった (そのバージョンは「Anthology 3」に入っている)。バンドの誰も興味を持ってくれなかった。いや、リンゴは持ってくれたようだけど、ジョンとポールは全然だった。その晩は、心底がっかりして、家に帰った。とっても良い曲じゃないか、そんなクソみたいに言うなよ、そう思った。
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次の日、たまたまエリック・クラプトンと車でロンドンまで行くことになった。僕は車の中で突然こう言ったんだ。「この曲でギターを弾いてくれないか?」。彼の答えは、「無理だよ。他のメンバーが嫌がるだろ」。僕たちのアルバムに他の有名なミュージシャンが参加することなんて、それまでなかったんで、彼はためらってたんだ。なので、「奴らなんか気にするな。これは僕の曲だ。僕が、スタジオに来てくれ、って頼んでんだよ」。
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エリックがスタジオに現れたら、みんな急にふざけ散らすのをやめて、取りすました顔になった。曲は良いふうに仕上がったよ。エリックは、ビートルズっぽく弾けなかったと思ってたようなんだ。なので、擬似ダブルトラッキング (Artificial Double Tracking。フランジャーと同じような効果が出せる) をかけたりした。
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その後何年もエリックとステージに上がる機会があったが、その度に彼は違う演奏をした。ゲイリー・ムーアとも何回かライブをやったが、この曲の演奏はとび抜けて素晴らしかった。この曲には泣きのギターを目一杯引き出す何かがある、それでギタリストに気に入ってもらえてるんじゃないか、そんな気がしてる。
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