ロバート・フリップ、アンディ・サマーズと語る (1/16)
さらに畳みかけるように、またもクリムゾン関係ネタ。1984年、フリップとサマーズがアルバム「Bewitched」をリリースした時のラジオ番組を、ファンが録音してて、後から口述筆記 (テープ起こし) したものだそうだ。普通のインタビュー記事と違って、後から言葉を整理・編集したりしてないので、ある意味 (笑)、生々しい。すごくリラックスした雰囲気。
→ Elephant Talk | Interview with Robert Fripp and Andy Summers on WHFS 99.1 in Annapolis/Baltimore
(バックはアルバム「Bewitched」から「Begin the Day」)
- フリップ:じゃ、どういう集まりなんだか、説明してくれるかな。
そうですね。私はヴィック・ガーバリニ、「Musician」誌の編集長です。テーブルの向こう側で、新しいアルバムのジャケットになる版画にサインしてる最中なのが、ロバート・フリップさんです。
- フリップ:やあ、みんな。
ペンのカリカリいう音が皆さんにも聞こえるでしょう。
- フリップ:これがアートってものだ (笑)。
ラジオ越しじゃ判らないでしょうが、抽象画です。アートには違いないですね。
- フリップ:生活のためにやってるんじゃない。アートのためにやってるんだ (笑) (art for art's sake (芸術至上主義) のもじり)。
アートさんの代わりに来て下さってるのが、若いアンディ・サマーズさんです (人名のアートにかけてる。実際には、サマーズはフリップより4つ年上で、幼なじみ)。
-
サマーズ:ありがとう。
-
フリップ:何かの雑誌の「セックスとロックンローラー」って記事に、大々的に取り上げられてるの、知ってたかな。もう言ったっけ。
-
サマーズ:こういうアートなインタビューのしょっぱなに、そういう低レベルなネタを切り出してくれるのは、嬉しいね。知ってるよ。
-
フリップ:感想は?
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サマーズ:光栄だ。
わかります。あなたがたは一緒に2枚めのアルバムを作ったところですね。サマーズ&フリップというかフリップ&サマーズというか。
- サマーズ:フラマーズ&シップとかシップ&フラマーズでもいいよ (二人の苗字を部分的に入れ替えた造語)。
この「Elephant Talk」って、キング・クリムゾン関係の膨大な情報が集積してるサイトで、少なくとも昔は、ロバート・フリップ自身も読んでて、時たまコメントを寄こしたりしてたらしい。インタビューのコーナーには、1991年頃のジェイミー・ミューアなんてのまで載ってたりする。
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