マイク・ケネリー、フランク・ザッパを語る (2/2)
「5人のギタリスト、フランク・ザッパを語る」っていう「Guitar Magazine」誌の1994年2月、ザッパが亡くなった直後の記事が、2010年8月に「Guitar International」サイトに転載されたもの。ウォーレン・ククルロ、マイク・ケネリー、ドゥイージル・ザッパ、エイドリアン・ブリュー、スティーヴ・ヴァイの5人が、バンドに加わったきっかけやザッパへの思いなどを語っている。
→ Guitar International - Frank Zappa’s Guitarists: Interviews with Five Guitarists of the Zappa Kind
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バンドに加わってすぐ、「Broadway the Hard Way」ツアーに出た。だが、その直後に、フランクが休暇を取るって言い出して、バンドは宙ぶらりんになってしまったんだ。数ヶ月くらいは、またツアーに戻るかもってかすかな望みがあって、バンドの誰もが連絡を待ってた。その間ずっと、私はフランクのギターを何から何まで勉強してた。バンドに加わる前はキーボードが主だったが、彼のテクニックとタイミングを基本に、ギターでやっていくことに決めたんだ。そうこうしてたら、フランクがもうツアーはやらないって決めて、私は彼の曲を全て身につけたけれども、どこにも演奏の場がないってことになっちまった。
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1991年に「The Zappa's Universe」プロジェクトの話が持ち上がって、指揮者のジョエル・トーミがフランクも引き込もうとした。ギターとヴォーカルを誰にしようってなったら、フランクが「ケネリーを連れてこい」って言って、それで加わることになった。ショーそのものはマンハッタンのリッツ・ホテルで2〜3年前のこと (1991年11月) だが、アルバムはこの (1993年の) 9月に出たばかりだ。その後は、ソロアルバムの「Hat」を作ったり、ドゥイージルのバンド Z でやったりしてるよ。
関係ないけど、今日のおまけ。2チェロズ+スティーヴ・ヴァイがAC/DCの「Highway to Hell」を共演、某楽器店にて (笑)。
→ YouTube: 2Cellos Join Forces with Steve Vai for a Killer Cover of 'Highway to Hell'
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