ドゥイージル・ザッパ、フランク・ザッパを語る (1/3)
「5人のギタリスト、フランク・ザッパを語る」っていう「Guitar Magazine」誌の1994年2月、ザッパが亡くなった直後の記事が、2010年8月に「Guitar International」サイトに転載されたもの。ウォーレン・ククルロ、マイク・ケネリー、ドゥイージル・ザッパ、エイドリアン・ブリュー、スティーヴ・ヴァイの5人が、バンドに加わったきっかけやザッパへの思いなどを語っている。
→ Guitar International - Frank Zappa’s Guitarists: Interviews with Five Guitarists of the Zappa Kind
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ギターを始めたのは12歳の時だ。7歳か8歳の時に父がFender Musicmasterをくれて、Pignoseアンプに繋いで遊んでみたけど、実際には、どうすればいいのか何も判らなかった。結局、音が好きになれなくて、そのギターは部屋の隅に放りっぱなしにしてた。父がギターを弾いてるのを聴いても、自分が聴きたいのとは違ってた。「かっこいいな。ああいうふうに弾きたいな」とは思えなかった。それが、ヴァン・ヘイレンを聴いたら、「俺がやりたいのはこれだ」って気持ちになったんだ。
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年を重ねるごとに、父の音楽がだんだん判ってきて、色々と刷り込まれてきたと思う。本当に良さが判るには、あの複雑なリズムを理解するには、自分もそれなりのスキルを持ってないといけない。けど、最初の頃に思ってたは、ヴァン・ヘイレンの「Eruption」を弾けるようになりたいってことだったんだ。その内に、スティーヴ・ヴァイが父のバンドに入ってきて、ピックの持ちかたとか色々と、私に教えてくれるようになった。ただ、私でもすぐ出来るな、って思えるくらい、彼は何でもすごく易々とやっちゃうんだよ (笑)。
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