ロバート・フリップ、アンディ・サマーズと語る (7/16)
1984年、フリップとサマーズがアルバム「Bewitched」をリリースした時のラジオ番組を、ファンが録音してて、後から口述筆記 (テープ起こし) したものだそうだ。普通のインタビュー記事と違って、後から言葉を整理・編集したりしてないので、ある意味 (笑)、生々しい。すごくリラックスした雰囲気。
→ Elephant Talk | Interview with Robert Fripp and Andy Summers on WHFS 99.1 in Annapolis/Baltimore
二人のコラボレーションからお互いが影響を受けて、ロバートは流動的な曲が、アンディは変拍子の曲が増えてきたように思います。例えば、ザ・ポリスの「Mother」とか、ロバートとのコラボレーションから出てきたって言っていいですか。
-
サマーズ:そうだね。あれは内輪ネタなんだけど、ロバートが気を悪くしないといいな。
-
フリップ:全然。
-
サマーズ:よかった。あのリフは7/4拍子で、フリッピッシュっていうか、フリッペスクっていうか。
-
フリップ:フリッピアン。
-
サマーズ:それだ。特にソロの部分は、7/4拍子で、コードがどんどん変わってくんで、ものすごく難しかったんだよ。頑張ったんだけど、結局は、ロバートの、えっと、何だったかな、あのソロの真似になっちゃったんだ。
-
フリップ:「Another Green World」かな。
-
サマーズ:「Another Green World」だ。「On Fire Island」だっけ。
-
フリップ:イーノの付けるタイトルって、いつもまごつかされるんだよ。
-
サマーズ:ロバートが何年か前にブライアン・イーノと録音した曲なんだ。あのソロは大好きだ。
-
フリップ:アイランドのNo.2スタジオで、真夜中を過ぎてた。レット・デイヴィスがエンジニアだったな。もうシャーボーン (ドーセット地方の町) に行かなきゃって時だった。その時に出来たんだ。
-
サマーズ:それが気に入って、私のソロでも拝借したんだ。判ってる人が我々の2枚を聴けば、ちょっとばかりジョークが混じってるのが判るだろうね。
(追記 2013/12/18) Twitterで celsius220 さんからもご指摘を頂いたけど、ブライアン・イーノのアルバム「Another Green World」に入ってる正しい曲名は「Over Fire Island」だし、色々と記憶違いがある感じ。ありがとうございます。
人気の記事
- 2016/1/26 - トニー・ヴィスコンティ、デイヴィッド・ボウイを語る
- 2014/9/8 - ロバート・フリップ、「キング・クリムゾンの掟」を語る
- 2012/6/25 - トッド・ラングレン、「Todd Rundgren's Johnson」を語る (5/6)
- 2012/1/15 - スティーヴ・ヴァイ、ヴィニー・カリウタを語る