スティーヴ・ヴァイ、「Love Secrets」を語る (30人のギタリスト、この1曲を語る (15/30))
「Guitar World」誌サイトの「ベテラン・ギタリスト30人が語る、この曲でみんなの記憶に残りたい」って記事より。パート1は2014年1月、パート2は、なぜか1より古くて、2013年11月。元々は雑誌の2002年5月号に掲載されたものだそうだ。
「Love Secrets」(スティーヴ・ヴァイ「Passion and Warfare」(1990))
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何千年もの未来に異星人に発見してもらうとしたら、「Love Secrets」だな。自分のイマジネーションを解き放って、今ふうの流行りとはかけ離れたところで、全く普通じゃない曲を作ったんだ。和声はすごく高度だ。考え抜いて作ったんだよ。ただのノイズじゃない。とことんアレンジして、完全なカオスを作り出したわけだ。
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15か16歳の頃に、すごく深遠な夢を見た。この曲は、その奇怪だけどクリアな夢をリアルな音にしたものだ。夢ん中でドラマチックでリッチな音楽を聞くってのは、調べてみたら、俺に限ったことじゃないようだ。1,000人のオーケストラを聴いてるみたいな感じなんだよ。その夢の経験は強烈だった。耳で聴くんじゃなくて、曲がそのまま内耳に入ってくるみたいなんだ。激烈すぎて、表現することすらできない。
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その音楽を再現しようとしたんだけれども、よくてせいぜい大失敗だ。それでも、これまで作った内でベストな1曲だって言える。気高い精神の追求と変態なテクニックとの最高の融合だろうと思う。
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