グリン・ジョンズ、ザ・ローリング・ストーンズ「Beggars Banquet」を語る (代表作を語る (2/9))
「Uncut」誌の2011年12月の記事がウェブに2014年2月に掲載されたもの。1960年代から活躍してるエンジニア/プロデューサーのグリン・ジョンズが、自分の係わった代表的なアルバムについて語っている。そうそうたるラインナップだ。
→ Uncut | Glyn Johns - Album by Album
ザ・ローリング・ストーンズ「Beggars Banquet」(1968)
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「Satanic Majesties」はザ・ビートルズに負けまいっていうミックの発案だったが、みじめな失敗に終わった。それで原点回帰したんだ。ジミー (ミラー。プロデューサーとしてクレジットされている) は微妙に貢献したけど、実際には、いつもと同じくミックとキースがプロデューサーだ。ビルとチャーリーは恐ろしく柔軟で、いい感じで、そしてプロに徹してた。ブライアン・ジョーンズはミュージシャンとしては一番優れてたけど、気分次第で、一緒に仕事するのは容易じゃなかったな。
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彼らはスタジオ内で曲作りからほとんど全てやろうとしてて、膨大な時間を費やしてた。キースはその辺の誰かれを捕まえては、リフだのコード進行だのを、下手すりゃ2〜3日も延々と弾き続けるんだ。結局は、一緒に仕事するのをやめたよ。自分の人生を、ただ待ってるだけで、無駄にしてたんでね。なので、アルバムがあんなふうに上手く出来上がったのは、驚異的だ。どの曲にも、もっと良い別テイクがあったりする。だけど、「Beggars Banquet」と、たぶん「Let It Bleed」が、彼らの最高傑作だと思う。「Street Fighting Man」の、強烈なアコースティック・ギター、スネアなしのドラムス、もうありえないよ。
話は違うけど、現キング・クリムゾンのオフィシャル・ブートレッグ「Live in Toronto 2015」を聴いてみた。2/29のリリース直後には、ダウンロードのアクセスが集中してサーバーがダウンしたんだそうだ。9月には、複数のコンサートから編集したライブ・アルバムを、映像ディスク付きで出すとのこと。
→ DGM Live | King Crimson - Queen Elizabeth Theatre, Toronto, Ontario, Canada - Nov. 20, 2015
→ Amazon | King Crimson - Live in Toronto
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