グリン・ジョンズ、エリック・クラプトン「Slowhand」を語る (代表作を語る (7/9))
「Uncut」誌の2011年12月の記事がウェブに2014年2月に掲載されたもの。1960年代から活躍してるエンジニア/プロデューサーのグリン・ジョンズが、自分の係わった代表的なアルバムについて語っている。そうそうたるラインナップだ。
→ Uncut | Glyn Johns - Album by Album
エリック・クラプトン「Slowhand」(1977)
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レコーディングは実に楽しかったよ。2時半に最初のセッションを始めて、エリックが「Wonderful Tonight」を弾いて、5時には出来上がってた。そして、他の曲も同じように作ってったんだ。曲はそれなりに揃ってたし、バンドも素晴らしかった。彼はいつも十分な数の曲を用意するのに苦労してて、「Lay Down Sally」はスタジオでマーシー・レヴィと作った曲だ。J・J・ケイルみたいな (レイドバックした) 曲調にしたくてね。「Cocaine」なんか、そのまんまだ。
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このアルバムまで、あんまりエリックには惹かれなかった。彼の、んー、悪癖 (ドラッグのこと) のせいだ。だが、この頃には良くなってて、パティと幸せそうだった。ある時なんか、彼女から「エリックの遅刻を許してやって下さい」なんて書いてきた。私が学校の先生みたいな雰囲気なんで、(お母さんみたいにして) それをからかってたんだよ。だけど、エリックは本当に怠け者なんで、厳しくしてないといけない。すぐサッカーしに、いなくなっちまう。なので、引き戻して、ギターを手に持たせて、「ほらほら、ちゃんとやるんだよ」。すると、とてつもない演奏をするんだ。
ちなみに、クラプトンの最新作「I Still Do」も、ジョンズが久しぶりにプロデュースしてる。こんな映像もあったりして、いい雰囲気だ。
→ YouTube | Eric Clapton & Producer Glyn Johns Discuss the New Album 'I Still Do'
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