ディープ・パープルのメンバー、「Now What?!」を語る (代表作を語る (9/9))
これも「Uncut」誌。2013年6月の記事がウェブに2015年11月に掲載されたもの。イアン・ギラン、ロジャー・グローヴァー、イアン・ペイスの3人が、ディープ・パープルの代表的なアルバムについて語っている。
→ Uncut | Deep Purple: "We Were Dangerous, Unpredictable... It Wasn't Cabaret"
「Now What?!」(2013)
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ギラン:ファンからもレーベルからも熱望されてたんだが、バンドの誰も大して乗り気じゃなかった。俺たちは基本的にライブのバンドだし、そこで演奏する曲はもう一通り揃ってるしな。
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グローヴァー:もうアルバム作りはやめようって議論もあった。だが、アルバムで勝負してきたバンドだし、時代遅れだろうが何だろうが、俺たちは俺たちなんだ。2年前からやり始めて、スペインで曲作りを頑張った。アイデアの幾らかはその時に固まった。それが、去年トロントでボブ・エズリンに会ったら、良いアイデアをくれたんだ。デュッセルドルフのでかい飛行機格納庫で曲作りを続けたが、その時には彼の言葉、「思いっきり弾け」がいつも頭にあった。
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ペイス:カナダで彼に会った時、俺たちと同じことを考えてるのが判った。ステージ上でのマジックを何かしらスタジオでも捕まえようって。あのマジックはふっと現れては、すぐに消えちまうんだよ。「それを捕まえたいんだろ」、そう彼は言ったんだ。以前のレコードには色んな音楽性が山ほど詰まってる。ドイツのある街で2週間くらいこもって、アイデアを総出しにして磨きをかけた。そしてボブに送ったら、それからは簡単だった。
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