ドニー・マッカスリン、デイヴィッド・ボウイ「★」を語る (2/10)
デイヴィッド・ボウイの最後のアルバムでバックを務めたドニー・マッカスリンが、アルバム作りについて語っている。2015年10月31日のインタビューだそうで、「Uncut」誌2016年1月号に掲載されたもの。
→ Uncut | David Bowie: the Making of ★
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最初の時は、リハーサルに4〜5日、レコーディングに1週間かけた。だが、彼のほうが忙しくなってきて、スケジュールが押せ押せになって、しまいには「6日でレコーディングだ」みたいになった。この (2015年の) 1月かな。数曲くらいで終わるかと思ってたら、デイヴィッドが「どう仕上げるか、何も考えてないんだ。やれるだけやって、どうなるか見てみよう」って言うんだ。そして6〜7曲ばかり、主なパートをデモで送ってきたんで、こっちで譜面を起こして肉付けをした。
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私たちはいつも10時か10時半くらいにスタジオに入って、チューニングして、前日にやったのを聴き返す。デイヴィッドは11時頃に来て、そして午後4時くらいまで仕事する。スタジオはニューヨークのソーホー近くにあるThe Magic Shopだ。そんなに広くはなかったが、マークのドラムスを一番奥にセットして、その脇にジェイソン・リンドナーのキーボード、ベースのティム・ルフェーヴルがコントロール・ルームのそば、そしてデイヴィッドはティムの右横だ。私はデイヴィッドの隣のブースにいた。(楽器ごとに、トラックごとに録音するのではなく) バンドとして演奏して、デイヴィッドも一緒に録音した。すごく和気あいあいとした雰囲気で、ライブみたいに演奏がリアルに感じられて、良かったよ。
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