スティーブ・ヴァン・ザント、キース・リチャーズを語る (30人のギタリスト、30人を語る (7/30))
「Guitar World」サイトの2011年12月の記事より。雑誌が創刊30周年ってことで、著名なギタリスト30人にそれぞれ憧れのギタリストを語ってもらったっていう企画。今回は第7回。
→ 30 on 30: The Greatest Guitarists Picked by the Greatest Guitarists
- 1964年から1966年のブリティッシュ・インヴェイジョンがアメリカ人の目を、自分たち自身のロックンロールの先駆者やブルース奏者に向けさせた。ストーンズがチャック・ベリーをカヴァーした時にキース・リチャーズが弾いたギターが、ギター奏法の再構築につながって、ジェフ・ベックやエリック・クラプトンやジミー・ペイジになったんだ。いつも思うんだが、誰でもそういう音楽にハマる時期がある。で、そこにとどまるか、そこから出てくるかなんだ。俺は反対側から出てきたけどな。俺はギターの巨匠になろうなんて気は全くない。ギターは歌のためにある。それが大切なんだ。
「ブリティッシュ・インヴェイジョン」は、イギリスのバンドがアメリカのヒットチャートを席捲していた時代のこと。アメリカで生まれたブルースにイギリスのミュージシャンがハマって、それがアメリカに逆輸入されたってのは、たしかにそうだけど、キース・リチャーズがクラプトン、ベック、ペイジの先駆者だってのは、ちょっとほめすぎでは。
人気の記事
- 2016/1/26 - トニー・ヴィスコンティ、デイヴィッド・ボウイを語る
- 2014/9/8 - ロバート・フリップ、「キング・クリムゾンの掟」を語る
- 2012/6/25 - トッド・ラングレン、「Todd Rundgren's Johnson」を語る (5/6)
- 2012/1/15 - スティーヴ・ヴァイ、ヴィニー・カリウタを語る