マイク・フレイザー、メタリカ「Load」を語る (キャリアを決定づけた10枚を語る (6/10))
「MusicRadar」の2011年8月の記事より。ミキサー/エンジニア/プロデューサーのマイク・フレイザーが、代表的な仕事として10枚のアルバムを選んだ。第6回はメタリカ「Load」(1996年)。ミキサーを担当した。
→ Producer/Mix Engineer Mike Fraser: My 10 Career Defining Records
- 俺がミキシングに取りかかった時、実は大半はもう終わっていて、半分やっただけだった。後の半分はランディ・ストーブがやった。バンドがミキシングに長い時間をかけたがったので、二人でやれば半分の日数で済むって理屈だ。俺はニューヨークのクアド・スタジオ、ランディは近くの別のスタジオ。バンドはミキシングの間もさらにレコーディングを続けてて、あっちのスタジオに持ち込んで結果を聴き、こっちのスタジオに持ち込んで結果を聴き、なんてことをやってた。元々「Load」は2枚組の予定だったが、色々あって2つのアルバムに分けることになり、残りは1年後に「ReLoad」になった。ラーズとジェイムズはお互い張り合ってるが、ミキシングじゃうまくやってる。でも、この2枚のアルバムについて言えば、ラーズのほうがうるさかった。ドラムの音をとにかくデカくしてくれって箇所があって、もうこれが最大だよ、って言ったら、だったら機材を替えてくれよ、ってさ。
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