エイドリアン・ブリュー、自らを語る (1/7)
「Guitar International」って割と新しい雑誌のサイトだが、相当な数のインタビュー記事を持ってる。その2011年4月の記事から。原題は「車とギターとボウイを語る」だが、車やディヴィッド・ボウイの話はちょびっとで、キャリアのこと、機材のこと、練習方法、趣味など、色々と語っている。
→ Adrian Belew Interview: Cars, Guitars and David Bowie
- 今まででベストな仕事は、キング・クリムゾンだな。ロバート・フリップとのギターや曲作りだ。30年も続いてて、自信作も多い。一方で、やらなきゃよかったなんて仕事は一つもない。革新的な人たち、ディヴィッド・ボウイ、トーキング・ヘッズ、ポール・サイモン、トレント・レズナー (ナイン・インチ・ネイルズ) とかとの仕事も、とても面白い。一緒にやってみたいけどまだって人は、実際にはいないんだ。ってのは、若い頃あこがれてた人は、ザ・ビートルズとか沢山いる。ギタリストだったらジェフ・ベックとか、一緒にやれたら楽しいだろう。けど、彼ら自身は俺と一緒にやる必要はないわけだ。ポール・マッカートニーはエイドリアン・ブリューなんか要らないだろ (笑)。Pixar社 (「Toy Story」などを作ったアニメーション制作会社。社長はスティーブ・ジョブズだった) の仕事とかやってみたいね。クロノス・カルテットとも組んでみたい。ロックの側では、組みたい人とは大体組んじまったんだ。トレント・レズナーやレス・クレイプールとは今もやってるよ。ディヴィッド・ボウイとも、彼がまたやる気出すならね (笑)。
けっこう長いインタビューなんで幾つかに分けるが、そうとう面白い。何かの公演の直前に楽屋でインタビューしたそうで、ブリューはギターの弦を張り替えてて、D'Addario社の弦だったそうだ。で、記者のテープレコーダーを見て、「テープ! うわー、初めて見たよ。俺ってゼロイチ (ディジタル機器のこと) しか判らないんだ」(もちろん冗談)。
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