エディ・ジョブスン、過去30年を語る (3/16)
ジェスロ・タルにゲスト参加したり、ちょっとソロアルバムを作ったりした後、いわゆる「音楽界」の表面からはほとんど消えてしまって、数年前にUKZで蘇ってきたエディ・ジョブスンが、ある意味で最も充実していたその30年間について語っている。「Dutch Progressive Rock Page」ってオランダのサイトの2011年8月の記事より。ジョブスンのインタビューはすごく貴重だが、そうとう長い。
→ Dutch Progressive Rock Page - Interview with Eddie Jobson (UKZ / U-Z)
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最初に言っておくと、1990年代初めからはコマーシャルの仕事はやってない。実際は先週も、1980年代終わりのコマーシャルを再利用させてもらえないかって話があったりしたけれども。コマーシャルの仕事で、私は初めて金が稼げた (笑)。レコード会社や多くの人たちが私の音楽に興味をなくして初めて、新しい創造的な仕事場が持てるようになったんだ。それだけじゃなく、非常に独創的な監督たちと仕事するチャンスが持てるようになった。例えば、パリに録音に飛んだり、ロサンゼルスでアフリカの歌い手たちと仕事したりとかね。そうやって、音楽的に面白いことが沢山できるようになったと同時に、けっこう稼げるようにもなったし、賞まで頂けた。つまり、自分の仕事も認めてもらえて、かつ、金銭的にも酬われた訳だ。
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1970年代にはプログレッシブ・ロックのキーボードとバイオリン奏者として大きく認識されてたが、金銭的な見返りがある訳ではなかった。エージェントやレコード会社や出版社は利益を得ていたけれども、アーティストとの契約はだいたいろくでもないものだったからね。まぁ、素晴らしい仕事場と全てお膳立てしてもらえる贅沢はあったけど。すでに準備済みのスタジオに入ってって、誰にも邪魔されずに作りたいレコードを作って、レコード会社がプロモーションしてくれて、ツアーのサポートもしてくれる。当時の私みたいに、その世界に運よく入れたとしたら、それはよく出来たシステムだ。だけれども、金は入ってこないんだよ。
全く関係ないけど、今日のおまけ。クラスター+ブライアン・イーノの未発表音源 (ブートでは出回ってたようだけど)。
→ Mutant Sound: Cluster & Eno - Paris, November 1977, Unreleased, Germany/UK
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