スティーヴ・ヴァイ、「The Story of Light」全曲を語る (1/12)
「Music Radar」サイトの2012年7月の記事より。8月に発売される7年ぶりの新作について、曲ごとに解説している。
→ Steve Vai Talks The Story of Light Track-by-Track
The Story of Light
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俺の曲作りのアプローチが、他の人たちと違うとは思わない。まず大枠をつかむ。曲を思い浮かべて、自分でそれを聴いて感じるんだ。その大枠は、カメラで写真を写すみたいに、一瞬で思い浮かぶ。
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考えたのは、ディストーションの効いたギターで、豊潤な響きのコードの巨大な壁を作ることだった。6弦じゃ出せないコードが出せるんで、7弦ギターを使った。その音の壁の下には、複拍子 (polymeter) って言ってもいい基盤を敷いたんだ。リズムはフィーリングで作った。
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第2部 (後半?) は、無限に続くような長いメロディにしたかった。だが、ソロみたいにはしたくなかったんで、慎重に各パートに割り振っていった。それを全てのフレーズでやった。「今まで全く聴いたことがないけど、これで気持ちいいのか?」って自問自答しながらね。フレージングがこんなに込み入ってるのは、そのせいだ。
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すごく大変だったが、出来栄えには満足してる。
あちこちで既出だろうけど、バックは、ギター:デイヴ・ワイナー、ドラムス:ジェレミー・コルソン、ベース:フィリップ・バイノー、ハープ他:デボラ・ヘンソン・コナン、ゲスト・ヴォーカル:エイミー・マン / ビヴァリー・マクレラン。前書きじゃ、「52になって、年齢を感じるようになってきた。自分に正直に、売ることなど考えず、純粋に真摯に誠実に、音楽そのものを追及することにしたんだ」って意味のことを語っている。
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