ディープ・パープル関係者ら、ジョン・ロードを語る (1/2)
「Classic Rock」サイトの2012年7月の記事より。この16日に癌のため71歳で亡くなったジョン・ロードを偲んで、これまでの仲間や近しかった人たちが様々な弔辞を送っている。
→ Classic Rock: Lord Was Our Godfather Says Gillan
イアン・ギラン
- 驚くべき人格者だった。ディープ・パープルのゴッドファーザーだ。誰もが心から尊敬し、憧れていた。ロック界に真の紳士というものがいるならば、それはジョンだ。誰もが影響を受けていた。彼から授かったもののことなら、何時間でも話せる。彼の思い出、彼の音楽を俺たちは引き継いでいくんだ。
ロジャー・グローヴァー
- ジョンが逝ってしまったなんて考えられない。どうしようもなく悲しい。音楽界が素晴らしい音楽家をというだけでなく、もっとも洗練された紳士を失ったんだ。俺の人生において、まさに巨人だった。素晴らしい友人、旅仲間、そして音楽についてだけでなく人生そのものについての先生だった。もう途方に暮れている。
リッチー・ブラックモア
- 偉大な音楽家というだけでなく、最高の夕食仲間だった。体調を崩したが、良くなってきていると聞いていたのに。ジョン抜きのディープ・パープルなどありえない。彼は俺たちの心と思い出の中に生きているんだ。
スティーヴ・モーズ
- ジョンは、すぐにははっきり判らないようなアイデアを曲にまとめ上げる努力を諦めさせない、そういう人だった。何よりも俺のアイデアを受け入れる想像力を大切にしていた。ユーモアのセンスも抜群だ。空港のアナウンスの音楽が始まると、曲の終わりを勝手に作ったりとかしていた。彼はツアーが延々と続くのを嫌がってディープ・パープルを抜けたが、彼自身でコンサート活動を続けていた。自分たちが作り上げたバンドを抜けるのが辛かったのは知っているが、過酷なツアーに耐えられなかったんだ。彼がよくなったら一緒にレコーディングしたいと考えていたので、突然の死は全く予期していなかった。友人や家族や子供、大切な人がいたら、その特別な気持ちをしっかり伝えないといけない。いてくれるということそのものに感謝しないといけない。いなくなってしまってからでは遅い。
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