アレックス・マハチェク、ソロアルバム「[sic]」を語る
「Guitar Channel」サイトの2006年10月の記事より。最近では2010年に「24 Tales」、2012年に「FAT」を出したり、エディ・ジョブソンのUKZやUKに参加してるアレックス・マハチェクだけれけども、これは「[sic]」直後のインタビュー。
→ The Guitar Channel: Exclusive interview with Alex Machacek
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「[sic]」の制作には5年もかかった。ただ、ずっとそればかりやってた訳じゃない。他の色んなプロジェクトで邪魔が入ったんでね。作り始めたのは、まだウィーンに住んでた頃だ (マハチェクはオーストリアの出身)。BPM (マハチェクとテリー・ボジオのバンド) の「Delete and Roll」から持ち越したドラムス素材も使ってて、あれはテキサスのオースティン (ボジオの当時の住所。ちなみに、現在は横須賀) で録音した。仕上げたのはロサンゼルスに引っ越した後だ。それで、アルバムのライナーノーツには「録音:ウィーン、オースティン、ロサンゼルス」って書いてある。
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「Delete and Roll」に入ってた「Austin Powers」を「[SIC]」でやり直したけど、新しいバージョンは元々はショーン・レインのトリビュートアルバムのためだったんだ。だけど、アルバムがリリースされる気配が全くなかったんで、自分のアルバムに入れた。違うアレンジで聴いてみるのも面白いと思うよ。
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ギターは韓国製の安物Steinbergerだ (Spiritシリーズのこと)。ただ、ピックアップは取り替えてある。アンプはBoogie Caliber 50とRectoverb。DIボックスだけで済ませることも時々ある。たいていエフェクターなしで録音して、ディレイやリバーブはミキシングの時に加える。アンビエントなギターの時はRocktron Xpressionだけど、それ以外は「グリーン」Line 6とかだ。他にもあったはずだけど、今は思い出せない。
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ヨルグ・メイヤーと私で、PowerBookでLogicとWavesプラグインを使って、アルバムのミキシングをしたんだけど、欲しいバンドルを買うだけの金がなくて、14日間無料のWavesデモバージョンを使ったんだ。その期間内にミキシングを済ませないといけなくって、ほんと、プレッシャーがきつかった!!
後半2つの段落を紹介したいがために、インタビュー全体を紹介してるようなもんだ。アラン・ホールズワース+ジョン・マクラフリン+ショーン・レイン+…みたいな鬼の超絶技巧ギタリストに、使ってるのは「cheap Steinberger」だよ、なんて言われたら、普通の人はどうすりゃいいんだろね。Wavesプラグインが買えなくて、デモバージョンで仕事したってのも、ホントかよ、みたいな。
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