ジェフ・バーリン、フランク・ザッパを語る
バーリンの一連の記事のおまけ。「Cosmik Debris Magazine」サイトの2001年9月の記事より。
→ Cosmik Debris Magazine - Taking Notes and Kicking Bass, A Cosmik Conversation with Jeff Berlin
- 短い間だけど、フランク・ザッパのバンドにいた (1981年のこと)。ある時、彼が譜面を渡してきて、これを勉強しとけって言うんだ。何だかよく判らなかったんだが、スティーヴ・ヴァイが来て、ちょっとヒントをくれたんで、それで理解できた。「Pedro's Dowry」って曲で、2〜3日練習して、バンドでやれるところまで持ってったよ。そして、1週間後のリハーサルに臨んだ。演奏を始めたら、すぐさまフランクがさえぎって、「お前はいったい何を弾いてるんだ?」。「譜面の通りですけど」。そう言って譜面を見せたら、「しまった。間違えて、ギターの譜面を渡しちまってたよ」。それはト音記号で書いてあった (普通のベース譜はヘ音記号)。
このインタビューじゃ他にも、テレビCMの音楽の仕事に係わったら、ベースを2小節弾いただけで14,000ドル以上も入ってきた、なんて話も出てくる。
ちなみに、バーリンがヴィニー・カリウタと一緒に、「他のメンバーよりずっと上手いから」って言って、他のメンバーに内緒でザッパに賃上げ交渉して、二人揃ってバンドをクビになってしまった、ってのはその筋じゃ有名な話らしい。
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