エディ・ジョブスン、フランク・ザッパを語る (3/3)
なぜか英国サセックス大学のウェブにある記事で、たぶん学生個人のページなので、いつか消されてしまうかも。元は韓国「Art Rock Magazine」の記事だそうで (なぜ英語?)、1995年10月のインタビューとのこと。今回は「オーディション」の話。
→ Exclusive Interview with: Eddie "Genius" Jobson
- ロキシー・ミュージックには在籍したままだったけれども、ロキシーのツアーの後、フランクのカナダ・ツアーに付いて行くことにした。彼が呼んでくれたんだ。たいていは楽屋でフランクやサックスのノーマ・ベルと演奏したりしてた。ある晩、モントリオールだったかな、いや、オンタリオ州のハミルトンだ、彼が楽屋でこう言った。「今夜はステージに上がってもらいたい」。私はただ付いて回ってるだけのつもりだったんで、何も準備してないし、ステージで何を演奏するのかも、全く知らなかった。それも、開演5分前だよ。とにかく、バイオリンを持ってステージに上がるしかなかった。曲は彼がツアーの最中に作った「Black Napkins」で、彼が私を指差したんで、その場でソロを弾いた。そうしたら、彼が何か弾いて、今度はキーボード奏者を退場させて、私にキーボードを弾かせた。そして、彼がまた何か弾いた。もう、何をやったか、まるで憶えてない。キーボードの操作すら判らなかったんだ。見たこともないRolandの古いシンセサイザーで、Hammondオルガンの音がセットされてたが、ノブやエフェクトの使いかたから調べないといけなかった。ステージ上でだ。つまり、10,000人の観衆の前でオーディションを受ける羽目になったってわけだ。
あははー、ザッパ、鬼やねー (笑)。
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