トニー・レヴィン、自らのキャリアを語る (3/5)
時たま紹介してる「For Bass Players Only」サイトから、2013年8月の記事。今さら説明するまでもない人だけど、色々と興味深い。
→ For Bass Players Only | Tony Levin interview
ポール・サイモンの映画「One Trick Pony」に、エリック・ゲイル、リチャード・ティー、スティーヴ・ガッドたちと出演したのは、どうでしたか。
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映画に出演するのは、アルバムを作るのとはずいぶん違ったし、思ってたのとも違ったね。バンドのシーンの撮影でクリーブランドに一ヶ月くらいいて、あとニューヨークでちょっと撮った。ホリデイ・インがすみかになってたよ。出番は遅くても、毎朝早くから動き始めないといけないし、アシスタントたちが全て面倒をみてくれるんだ。
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撮影は実に楽だった。だいたいは待ってるだけなんだ。ある意味、レコーディングに似てる。ドラムスの録音の間は待ってるだけだから。だけど、一ヶ月ってのは、数日とは明らかに違うよね。
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撮影クルーたちも印象的だった。50人くらいで、多くは他の映画の制作でも一緒だったそうで、もうファミリーみたいなんだ。誰もが仕事を楽しんでるし、どんな状況でもプロ意識にあふれてる。私は写真を撮るのが好きなんで、映画フィルムの端切れを分けてもらって、カメラに入れてみた。使ったことのあるどのフィルムとも違って、面白かった。
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封切られた時は、それなりに盛り上がったはずだと思うんだが、映画と (同名の) アルバムのプロモーションでツアーに出てて、家に戻った時には、もう上映は終わってた。なので、両親の他に、映画館であれを見たって人を知らないんだ。
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