グリン・ジョンズ、イーグルス「Eagles」を語る (代表作を語る (6/9))
「Uncut」誌の2011年12月の記事がウェブに2014年2月に掲載されたもの。1960年代から活躍してるエンジニア/プロデューサーのグリン・ジョンズが、自分の係わった代表的なアルバムについて語っている。そうそうたるラインナップだ。
→ Uncut | Glyn Johns - Album by Album
イーグルス「Eagles」(1972)
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デイヴィッド・ゲフィン (アサイラム・レコードやゲフィン・レコードの社長) がコンタクトしてきて、小さなクラブに演奏を見に行った。はっきりいって、何も印象に残らなかった。ロックンロール・バンドっぽくやろうとしてるんだが、全然、さまになってないんだ。だが、ゲフィンがしつこくしつこく言ってくるんで、リハーサルに付き合うことにした。そうしたら、ちょっと休憩をとろうかって時に、誰かが「ランディ (マイズナー) の例のバラードをやってみようか」って言って、ピアノの回りにアコースティック・ギターを持って立って、4人で「Take the Devil」を歌い出した。仰天したよ。それで決まりだ。なので、アコースティックさを強調して、ボーカルのブレンドとアレンジに集中した。
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「Take It Easy」じゃ、バーニー (リードン) にダブルタイム (倍速の?) バンジョーを弾いてもらった。アホかって誰もが思ったが、効いてるだろ。それ抜きでも大した曲なのに、ちょっと加えたおかげで別ものになった。メンバーの何人かはあのデビューアルバムがそんなに気に入ってなかったが、判ってなかったんだよ。何曲かヒットしたら、あれでOKだったんだって、はっきりした。
んー、このブログにウェストコースト系が登場するのは、たぶん初めてだろうな。
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