ドニー・マッカスリン、デイヴィッド・ボウイ「★」を語る (5/10)
デイヴィッド・ボウイの最後のアルバムでバックを務めたドニー・マッカスリンが、アルバム作りについて語っている。2015年10月31日のインタビューだそうで、「Uncut」誌2016年1月号に掲載されたもの。
→ Uncut | David Bowie: the Making of ★
- デイヴィッドのスタジオでの集中力は「超」が付くほどだった。入って来て、私たちの準備ができると、ちょっとだけ歌う。本当に、ちょっとだけだ。ウォームアップして、それで準備完了なんだ。ボーカル・パートを手直しするのも、ハーモニーを付けたり、ダブルトラックにしたり、すごく素早い。彼自身でどうすればいいか判ってることも多いし、トニーと相談することもあるが、とにかく早いんだ。ずっと一緒にやってきてるし、互いによく分かり合ってるし、心が通い合ってる。例えば、私たちが1つか2つテイクを録音して、聴いてみる。するとデイヴィッドが、「よし、これで行こう」。そして、ボーカルを入れる。トニーは、彼がどうすべきか、彼をどう持っていくか、正確に把握してる。ケヴィン・キレンも大したエンジニアだが、トニーはデイヴィッドが何をやりたがってるのか、細かいところまで本当にすぐに見抜くんだ。そして、「じゃ、ここから始めよう。もっとバスドラムを」とか言ってくる。
このバック4人が来年2月にブルーノート東京に来るんだそうだ。これは面白くなりそう。
→ Blue Note Tokyo | Donny McCaslin Group with Mark Guiliana, Tim Lefebvre, Jason Lindner
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