ジェフ・ベック、キース・ムーンを語る (15/17)
キース・ムーンの伝記「Dear Boy: the Life of Keith Moon」の著者が、原稿の元になったインタビューを幾つかウェブに掲げてて、その一つ。1996年とのこと。
→ Tony Fletcher's iJamming! | Jeff Beck on Keith Moon
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スピークイージーは、俺たちにとって特別な場所だ。ただのレストランとか飲み屋じゃない。嫌なことを何もかも忘れて、ヒステリックに喋りまくる場所なんだ。あんなとんでもない場所は他にどこにもない。何もかも上手くいってても、天気が良くても、仲間がいなくても、それでも俺たちはあそこに飲みに行く。ジミ・ヘンドリックスが演奏する、エリック・クラプトンが演奏する、最先端を気取った奴らの天国だ。店を出る時には、入った時よりも必ず良い気分になってる。
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キースを最後に見たのは、あるクラブの出入り口ですれ違った時だ。予想外だった。「あれ? キース?」、「いつもどこにいるんだよ」、「ロジャーんちの近くに引っ越したんだ」、「ロジャー・ダルトリーのことか? すごいじゃないか」。
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ウォーダー (Wardour) 通りをパープルのロールスロイス (あれ? ピンクでは?) で走るような時も、ザ・グーン・ショー (イギリスのお笑いラジオ番組) のギャグ全て、聞ける限りのあらゆるアホ話を、何もかもあの狭い空間、あの短い時間に凝縮したみたいな感じで、バカ笑いしっぱなしだ。異常だよ。しかも、そこには意味のある話はいっさい何もない。ジョークがただ雨あられのように降り注いでくる。それを俺は「この言葉は憶えとこう」とか思うわけだ。キースは、それがどんなに可笑しいか、判ってないからな。こっちの人間が変わっちまうくらいなのに。一方で、「これにどこまで耐えられるかな」って気にもなってくる。あいつと一緒じゃない時とで、こっちのテンションが違いすぎて、ヤバすぎるんだ。それくらい強烈なんだよ。
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