トーマス・B・W・ベイリー、日本のインディー系レコード店を語る (2)
今回はちょっと趣向を変えてみた。トーマス・B・W・ベイリーって人、よく知らないんで申し訳ないけど、アメリカで電子音楽の方面で活動してるそうだ。日本に住んでたことがあって、日本のレコード店を訪れた時の衝撃を語っている。「Perfect Sound Forever」サイトの2008年12月の記事より。
→ Perfect Sound Forever | A Salute to Japan's Independent Record Shops
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(レコード屋で働いてれば) ポップ・カルチャー界の鼻持ちならないセレブとお近づきになれることだってある。ウェスリー・ウィリス (シカゴの有名な統合失調症のストリート・ミュージシャン) が、店の前のショボいクリスマスツリーに立ち小便をするのを見て、俺の代わりによくやってくれた、ってドキドキすることだってある。
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だが、「Baby's Playroom」(遊び場?) って称して観客も演者も子供ばっかりのイベントをやるレコード屋なんか行ったことあるか? 同じ店が「Secret Laboratory」(秘密研究所?) っていう医者が歌うイベントを徹夜マラソンでやるなんて知ってたか? そこに行ってバーで日本酒をしこたま飲んで、店を出る時にはなぜか大量のエアロビクス用のシングル盤でパンパンになった袋を抱えてるとか、やったことあるか? タワーでの色んな災難に照らしても、答えはどれもノーだ。
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東京の高円寺駅のすぐ近く、活気に満ちた一角にある「円盤」っていう一軒の「多目的」なレコード屋兼バー兼イベントスペースが、私のそれまでの音楽体験で明らかに欠けていたものを、あっけなく満たしてくれたんだ。
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