トム・モレロ、スティーヴ・ヴァイを語る (30人のギタリスト、30人を語る (3/30))
「Guitar World」サイトの2011年12月の記事より。雑誌が創刊30周年ってことで、著名なギタリスト30人にそれぞれ憧れのギタリストを語ってもらったっていう企画。今回は第3回。
→ 30 on 30: The Greatest Guitarists Picked by the Greatest Guitarists
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泡沫みたいなインストゥルメンタル・ギタリストもいるけど、スティーヴ・ヴァイはそうじゃない。偉大なアーティストだ。俺がギターを始めたのは17歳の時で、周回遅れみたいな気分だったが、彼の練習レシピを読んで、とっても勇気づけられた。死にそうにもなったけどな。大学の勉強のかたわら、毎日8時間ずつ、彼やランディ・ローズのテクニックを練習した。
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彼がGIT (Guitar Institute of Technology) で講演した時に、俺を誘ってくれて、スティーヴ・ルカサー、スタンリー・ジョーダン、ジョー・サトリアーニも誘ってるって言ったんだ。「なんだか速弾き大会みたいなんで、遠慮します」って答えたら、「演奏なんかしないよ。議論するだけだ」って言うんで、行くことにした。そしたら、当日の数日前に「万一デモとかやることになった時のために、いちおうギターとアンプも持ってきてくれないかな」って言ってきた。当日はもう過去最悪の悪夢だったよ。6人で一列に並んで、延々とノンストップ速弾き大会だったんだ。
あはは、スティーヴ・ヴァイ、鬼やわー (笑)。トム・モレロが声をかけられたのは、やっぱり何か目立ってたのかね。
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