マーティン・バーレ、レスリー・ウェストを語る (30人のギタリスト、30人を語る (11/30))
「Guitar World」サイトの2011年12月の記事より。雑誌が創刊30周年ってことで、著名なギタリスト30人にそれぞれ憧れのギタリストを語ってもらったっていう企画。今回は第11回。
→ 30 on 30: The Greatest Guitarists Picked by the Greatest Guitarists
- 70年代初めにジェスロ・タルの米国ツアーでマウンテンが前座をやった時、レスリー・ウェストがとても印象的だった。当時は前座って主演と張り合うみたいな雰囲気があったが、マウンテンはいい連中だった。結束の固いバンドで、俺たちもバンドのありかたってものを教わった。レスリーから影響を受けてるのが少なくとも3人はいる。俺、ジョン・マクラフリン、ミック・ラルフス (モット・ザ・フープル、バッド・カンパニー) だ。だが、もっとずっと多いのは間違いない。彼の音色は一発で判るし、メロディックで、全ての音が意味を持ってる。こけおどしも無いし、もったいぶりも無い。初心者は「Climbing!」(1970年) か「Nantucket Sleighride」(1971年) から入るといい。「Theme from an Imaginary Western」とか、今でも好きだね。
マーティン・バーレ (ジェスロ・タルのギタリスト) って人選も渋すぎるが、取り上げたのがレスリー・ウェスト (マウンテンのギタリスト) ってのも恐ろしく意表を突いてる。ちなみに、ジェスロ・タルは1960年代から活躍してるイギリスのバンドで、ブルースだったりトラッドだったりプログレだったり、なぜかグラミー賞のハードロック/ヘヴィメタル部門を受賞したり、史上もっとも個性的なバンドの一つって言っていいかも。マウンテンはクリームのプロデューサーだったフェリックス・パパラルディが、自らベーシストとして作ったアメリカのバンドで、マイケル・シェンカーなんかも影響を受けてる。
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