カーク・ハメット、ウリ・ジョン・ロートを語る (30人のギタリスト、30人を語る (24/30))
「Guitar World」サイトの2011年12月の記事より。雑誌が創刊30周年ってことで、著名なギタリスト30人にそれぞれ憧れのギタリストを語ってもらったっていう企画。今回は第24回。
→ 30 on 30: The Greatest Guitarists Picked by the Greatest Guitarists
- メタリカの「Death Magnetic」の頃、十代の時に聴いてたロックをもう一度聴き直すってのを始めたんだ。改めて刺激的だった。俺にとってどれだけの意味を持ってたのか、忘れてたよ。ウリ・ジョン・ロートもその一人だ。聴き返してみて、まだ学ぶことが沢山あるのが判った。音の選びかた、演奏の裏にある心持ち、そして、彼のソロが曲をどれだけレベルアップさせるか。彼はスコーピオンズを別次元に持ち込んでる。ソロの後でも、聴いてるほうはまだ頭を振ってるだろ。 トラックが脇をかすめてったみたいなもんだ。一番好きな曲は「Taken by Force」に入ってる「The Sails of Charon」で、俺もいつも演奏してる。出だしから最高だ。あの怪しい雰囲気、エキゾチックだよな。古くさいメタルだけど、それを俺がステージであおり立ててるって分かると、聴いてくれてる奴らが俺んとこに来て言うんだ。「The Sails of Charonで決まりだぜ!」。ウリのファンは、思ってるよりずっと多い。
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