ラリー・ハートキー、ベースアンプ作りを語る (3/4)
「For Bass Players Only」という個人サイトの2010年12月の記事より。Hartkeの創業者ラリー・ハートキーが、ベースアンプを作るようになったきっかけなどを語っている。
→ Larry Hartke Exclusive Interview
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ヒーグマンのラボで働いてる時も、家じゃベースギターで遊んでた。ヒーグマン・スピーカーを8台積み上げたのに繋いだりしてね。AmpegもAcousticもSunnも、どのアンプも音が濁ってて、ヒーグマンのほどクリアじゃなかったんだ。ベースギターからハイファイのプリアンプとパワーアンプを使ってスピーカーをドライブしてたよ。
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ヒーグマンのラボを離れた後、レコーディングスタジオでAmpexテープデッキの修理の仕事をしながら、自分で会社を立ち上げて家庭用ハイファイやスタジオ用モニタのアルミ・コーン・スピーカーを作ることを考えてた。で、ロン・ローマンと組むことにした。彼は高校の時のバンド仲間で、ヒーグマンのラボでもナイン・ウェスト・スタジオでも一緒だった。そして、Hartke Systems社を作ったんだ。ロンはライブ・サウンド・エンジニアになっていて、当時はニューヨークのボトム・ライン・クラブで全てのショーのステージ・マネージングとエンジニアリングを任されていた。
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会社は1980年頃に最初の製品を出した。アルミ・コーンの良いところは、紙 (普通のスピーカーのコーンは紙で出来ている) よりも3.5倍、素早く音を伝えることだ。それだけ歪みが少なく、音に色付けすることがない。それに、振動が正確なので、低音も締まる。周波数帯域も紙より広いしね。
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