ニール・ピアト、ドラム・ソロを語る (2/2)
「Music Radar」サイトの2011年6月の記事より。ラッシュのニール・ピアトが、ドラム・ソロの時の心境とか、ソロの組立てかたとか、語っている。
→ Rush's Neil Peart Talks Drum Solos
- ソロは、5年くらい前までは、作曲してた。その後、即興でやりたいと思うようになったんだ。とことん頑張ったよ。頭に浮かんだのをただ叩けばいいってもんじゃない。よく考えないといけない。同じことを繰り返さないように、とかね。大きな挑戦だった。とにかく練習して、自分を信じないといけない。45年もやってきた今になって、自分の本能に従うことに慣れないといけなくなったんだ。どうしても同じパターンが繰り返し頭に浮かんでしまう。だが、それを違う形で持ち込んだり、違う形で終わらせたりするように、自分をし向けるんだ。待てよ、これは昨日やったよな、今日はやらないようにしないと、みたいにね。頭ん中にプロデューサーがいるみたいなもんだ。ジャズ (即興が当り前) のほうじゃ、こんな言葉がある。「もし間違えたら、もう一度間違えろ」(笑)。以前と全く違うレベルで頭を使わないといけなくなった。それが第二の本性のようになるには時間がかかるが、とにかく努力してるよ。
55歳を過ぎてから、こんな自己変革って、鬼だね。
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