スティーヴ・クロッパー、「Dedicated」を語る (1/5)
5月13日、ドナルド・ダック・ダンがツアーで来ていた東京で亡くなった。70歳だったそうで、合掌。追悼って気持ちも込めて、スティーヴ・クロッパーのインタビューを紹介することにした。ザ・ファイヴ・ロイヤルズをカバーした最新ソロ・アルバム「Dedicated: A Salute to the 5 Royales」について語っている。「Gibson」サイトの2011年5月 (ちょうど1年前だ) の記事より。
→ The Gibson Interview: Guitar Legend Steve Cropper
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ザ・ファイヴ・ロイヤルズに捧げたのは、真っ先に好きになったグループの一つだからだ。俺が育ったメンフィスにはすごいグループが沢山いたけど、クラブ・ハンディなんかに行くにはガキすぎたし、オーディトリアムでチャック・ベリーやリトル・リチャードを観るだけの金は持ってなかった。ザ・ファイヴ・ロイヤルズはビヴァリー・ボールルームで観ることができたし、強烈な印象だった。特にギターのローマン・ポーリングがな。
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当時、ダック・ダンと俺はビヴァリーの階下にあるトロピカーナって小さなクラブで働いてて、たしか19か20くらいで、まだ年齢制限に引っかかってた。そしたら、トロピカーナのオーナーが裏口からもぐり込ませてくれたんだ。ローマン・ポーリングがストラップを長くしてギター弾いててさ、大好きだった「Think」も「Dedicated to the One I Love」もやってくれて、もう最高の夜だった。その時、彼はLes Paul Juniorを弾いてたと思う。
聞いてて、ほんとに気持ちいいアルバムなんで、ドナルド・ダック・ダンの死去なんてことがなくても、いずれはインタビューを紹介しようと思ってた。Gibsonのサイトなんで、どんなギターを使ってた、みたいな話も出てくる。
→ Amazon: スティーヴ・クロッパー「Dedicated」
→ Wikipedia: スティーヴ・クロッパー
→ Wikipedia: ドナルド・ダック・ダン
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