ジョン・エントウィッスル、キース・ムーンを語る (4/6)
「DRUM! Magazine」サイトの記事より。いつのインタビューか不明だが、キース・ムーンの死後だ。ザ・フーは、「リードヴォーカル + リードギター + リードベース + リードドラムス」って話もあるくらい、特異なリズム隊だったが、その「リードベーシスト」が「リードドラマー」について語っている。
→ Partners In Time: John Entwistle & Keith Moon
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キースは天才か全くの役立たずか、どっちかだ。だから、こっちが彼をうまく持ってかないといけない。彼のただ一つ真っ当なドラムスは、俺の聴く限り、俺の書いた「905」だけだ。この曲はまさにシンプルでパワフルじゃないといけない、そうでないと曲がダメになる、そう彼に言い聞かせたんだ。
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バンドそのものが台無しになりかねなかった曲もある。「Substitute」だ。最初に録音を聴いた時、キースは「いつ録ったんだ? こんなドラマー、どっから連れてきたんだ?」。「お前だよ」。「憶えてないよ」。「お前だ!」。「くそったれ! 他の誰かに決まってる。こんなバンド、もう辞めてやる!」。なので、最後に俺が「よく聴けよ。お前が叫んでるじゃないか」。そうしたら、「あ、ほんとだ... 俺だ... んー、こんなのいつやったんだ?」。「先週だよ」(笑)。
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