ジェフ・バーリン、自らのキャリアを語る (6/6)
「For Bass Players Only」サイトから、2010年6月の記事。今回はこれからの計画や展望の話。
→ For Bass Players Only - Jeff Berlin interview
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ハービー・ハンコックとは、いつか一緒にやりたいよね、って話をしてる。他にも一緒にやりたい人たちは色々いて、機会を待ちながら自分の活動をしてる。冗談っぽく言えば、ベース奏者なんてそんなに注目してもらえないよ。私の新しいCDだって、何ダースかは売れるだろうね。
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ジェイムズ・バートンっていう伝説になってもいいほどの素晴らしいギタリストがいる。エルヴィス・プレスリーともやってた人だ。その彼が、私のジャズの演奏を聴いて、カントリーやロック (ロックンロール) でも面白くやれるんじゃないかって、ただ一人、ジャズ以外の可能性に興味をもってくれたんだ。仰天したよ。そんな伝説的なカントリー・タイプ、フィンガーピッキングのギタリストが、そもそも私なんかを聴いてくれたなんてね。2・3年前、彼は私をジェリー・リー・ルイス (プレスリーやチャック・ベリーと同時代に活躍したピアニスト) のセッションに連れてってくれて、一緒に演奏したりした。
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そういうのが面白いんだ。ジャズじゃないことろで、ベースギターの昔ながらのとは違う役割で、ちょっとでも革新的なことを見つけてもらえるのがね。なので、自分を売り込んであれこれ話しかけるんだけど、誰もがぽかんとした顔になる。相変わらず前世紀の楽器なんだよ。他の楽器と同列には扱ってもらえない。ロックの世界なら、バンドをリードできるし、同列に扱ってもらえるけど、ジャズとロック以外じゃ、誰もベースなんか気にしない。昔ながらの役割のままだ。それでも仕方ないけど、ちょっとでも先を見るようにすれば、何か違うものが見えてくるかも知れないだろ。
ビル・ブルフォードとやってた頃の話は残念ながら全く出てこなかったけど、そのへんはいずれ別のインタビューを紹介するつもり。
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