アンディ・サマーズ、ザ・ポリスの音楽を語る (8/9)
ザ・ポリスのギタリストとして有名なアンディ・サマーズだけど、1960年代からソフト・マシーンやジ・アニマルズに参加してたり、ザ・ポリスの解散後はソロで活動してるし、文筆家や写真家としても評価が高い。「Guitar International」サイトの2010年3月の記事より。すごく長いので、主だった部分を抜き出して紹介する。
→ Guitar International - Andy Summers Interview: Guitars, the Police and Mudra Hand Gestures
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ギター職人の周りをうろついたり、工房で木材に囲まれてたりするのが、大好きなんだよ。デザインにも関わらせてもらったりしてね。実際、ロサンゼルスのマイク・ピーターズ (Mike Peters) っていう大した才能の職人と仕事してる最中で、ちょうど今、それぞれ違うギターを5つも作ってくれてるところだ。
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3つはナイロン弦で、その内の1つは1850年代みたいな小さなパーラー・ギター、2つめは普通のクラシック・ギターだけどスケールが640 (mm) でちょっと短い。もう1つはテルツで、Gのナッシュビル・チューニングにしてある。びっくりするようなものになるはずだ。
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彼は他にも、クラシックのネックでエレクトリック・ギターを作ってくれてる。レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリーとバッハの曲をコンサートで共演したことがあって、それで思いついたんだ。その時は、バッハをストラトで弾いて、面白いエフェクターをかけてみた。絶妙な仕上がりになって、これをもっと極めてみよう、このやりかたでバッハのアルバムを作ったりアンサンブルをやってもいいかもな、って思ったんだよ。だけど、そのためにはアコースティックとエレクトリックのハイブリッドが必要になったんだ。
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それで、マイクはさらにもう1つ、エレクトリックなテルツも作ってくれてる。G弦だけ持ち上げたテルツでバッハを弾いたら、すごく不思議だけど効果的だったんだ。どの子も、産まれてくるのが、もう待ち遠しくてしかたがない。
ちなみに、パーラー・ギターもテルツ・ギターも、ちょっと小ぶりなギターの一種。
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