ジョニー・マー、ザ・スミスのアルバムを語る (2/4)
ジョニー・マーがザ・スミスの4枚のスタジオ・アルバムについて語っている。「SPIN」誌サイトの2012年4月の記事より。
→ SPIN - Johnny Marr Remembers the Smiths' Studio Albums
Meat Is Murder (1985)
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デビューアルバムより政治色が強くなったって言われるけど、モリッシーの歌詞にはちっとも驚かなかった。ごく最初の頃の曲は、もっと過激だったんでね。例えばタイトル曲の「Meat Is Murder」なんか、俺が考えたのは、「こんなタイトルに見合うだけの曲を1アルバム分も持ってるかな」だった。だが、40秒だけ考えて、「こりゃ面白くなるぜ!」。実際、一番の自信作の一つだ。その時から、俺はベジタリアンになった。この25年の間に何人もが、このアルバムでベジタリアンになったって言ってる。ポップ音楽なんかが人生を左右するはずないなんて、誰が言った?
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メンバーには言ってないが、このアルバムには大胆不敵さが表れてると思ってる。俺はプロデューサーみたいな役割も担ってたわけだけど、2曲めか3曲めを録音する頃には、もう気合い入りまくりだった。19歳にとっちゃ、とても恰好いいことだ。恰好いいかどうかが、一番重要だったからな。そういうのとか、今でも感心してもらえてるってことじゃ、うまくやれたと思う。
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