ジョニー・マー、ザ・スミスのアルバムを語る (3/4)
ジョニー・マーがザ・スミスの4枚のスタジオ・アルバムについて語っている。「SPIN」誌サイトの2012年4月の記事より。
→ SPIN - Johnny Marr Remembers the Smiths' Studio Albums
The Queen Is Dead (1986)
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3枚めを作ろうって頃には、このバンドはビッグになれるかってのが話題になってるらしいことが判ってきた。ビッグになるには、誰かのやったことを真似しててもダメで、自分たちならではのものにベストを尽くさないといけない、そんなことを考えてたのをよく憶えてる。アルバムが出来上がる前のことだけど、台所にいた時に、「もっと掘り下げなりゃダメじゃないか」、そんな考えが浮かんできたりしてた。つまり、ちょっと怖くもあったし、自分のダメさを見せつけられた気もしたし、けど、頑張り甲斐があった。
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ザ・スミスのベストなアルバムだってよく言われてるけど、たぶんバンドの色んな側面を詰め込んであるからだろう。ザ・スミスらしさ、てんこ盛りってことだ。モリッシーと俺の一番充実してた頃でもある。奴が歌詞を考えてきたら、俺はそれに完璧にフィットする曲を考えることができた。俺たちにとっちゃ、良い時だったな。一番好きなアルバムってわけじゃないけど、バンドのベストって世間の評判は受け入れていい。
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