トニー・レヴィン、自らのキャリアを語る (2/5)
時たま紹介してる「For Bass Players Only」サイトから、2013年8月の記事。今さら説明するまでもない人だけど、色々と興味深い。
→ For Bass Players Only | Tony Levin interview
以前、自分はセッション・ミュージシャンとして活動し始めたのではなかった、と言っていたと思いますが。
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ニューヨークに移って、「Aha, the Attack of the Green Slime Beast」ってバンドに参加した。レコード契約もしたけど、ほんの少ししか活動しなかった。幾つかCMの仕事やアルバム・セッションのオファーがあって、それで食べてた。バンドが解散して、そういうセッションがどんどん増えてったんだ。嫌ではなかったが、加われそうなロック・バンドをずっと探してたんだよ。
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幸運が舞い込んできたのは、ピーター・ゲイブリエルがジェネシスを抜けた後の最初のソロアルバムに参加できた時だ。ツアーに同行してくれないかって言われて、これでフルタイムのセッション・ミュージシャンにさよならできるって、すごく嬉しかった。当時は、セッション・ミュージシャンとしてやってくには、街を離れることができなかったしね。
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あのアルバムのプロデューサー、ボブ・エズリンには感謝してる。私のハードロックの演奏を気に入ってくれて、アリス・クーパーのアルバム、ルー・リードの「Berlin」、何年か後には、ピンク・フロイドの「A Momentary Lapse of Reason」にも呼んでくれた。主な仕事は、どれもボブが声をかけてくれたおかげなんだ。
本当のキャリアはそこから始まったってことですか。
- そうだね。ピーターの最初のアルバムで、ロバート・フリップにも会ったし、ツアーにも出た。あれが転機だったんだ。幸運にも1980年にキング・クリムゾンに加入できたのも、もう一つの大きなステップだった。
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