スティーヴ・ハウ、ファンの質問に答えて語る (2/4)
「Guitar World」誌には、著名なギタリストが読者からの質問に答える「Dear Guitar Hero」ってコーナーがあって、その1つ。2011年11月の記事より。
→ Guitar World | Interview: Steve Howe of Yes and Asia Answers Guitar World Readers' Questions
いつかスティーヴ・ハケットとまたGTRのアルバムを作りますか。
- いつか世界に平和が来ますか (笑)。スティーヴは好きだよ。楽しい相手だ。GTRは私たち2人にとっても、ちょっとした驚きだった。あのアルバムは、3ヶ月くらい1つの部屋に2人でいたら、出来てきたんだ。お互いを知って、お互いに気に入って、楽しい時間だった。ただ、アルバムはうまく行ったが、本当に難しかった。状況は悪くなる一方だ。だが、もしも期待していいなら、この業界じゃ期待の域を越えないんだけれども、もしもGTRをまたやれるなら、2人でやりたいね。障害は何もないと思ってる。もちろん、スティーヴがクリス・スクワイアとアルバムを作ってるのは知ってる (スクアケット「A Life within a Day」(2012) のこと)。どんなものを作ろうとしてるのか、いつ頃に出来上がるのか、どんなタイトルになるのか、何も知らないが、コラボレーションしてるのは確かだ。
オジー・オズボーンが、イエスは牛とかをダンボールで作ってスタジオに置いてる、って言ってましたが、本当ですか。
- ある意味では、本当だよ。「Tales from Topographic Oceans」を作ってた時のことだ。モーガン・スタジオで、ロンドンで最初に24トラックを持ってたんだけど、そこに4ヶ月いた。スタジオ入りした時に、もう少し居心地をよくしたいと思って、ジョンが「風呂場を作って、そこで歌いたい」って言い出したんだ。それで、壁材を搬入してタイル張りして、風呂場みたいな音響にして、そのブースで歌うことにした。ジョンと私はとっても面白がったけど、他のメンバーは半信半疑で、あのアルバムにはちょっと抵抗があったみたいだ。ま、とにかく、だから、あれはダンボールじゃない。正しく言うと、壁板で作った牛だったんだ。
なぜかギタリストには、スティーヴって名前がやたら多い。お互いにどう呼び合うんだろと思ってたら、やっぱり「スティーヴ」なんだね (当り前か)。その場に3人いたら、どう呼び分けるんだろな (笑)。
ちなみに、スティーヴ・ハケットの側も、GTRは機会があったらまたやりたい、って言ってるらしい。
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