スティーヴ・ハウ、ファンの質問に答えて語る (3/4)
「Guitar World」誌には、著名なギタリストが読者からの質問に答える「Dear Guitar Hero」ってコーナーがあって、その1つ。2011年11月の記事より。
→ Guitar World | Interview: Steve Howe of Yes and Asia Answers Guitar World Readers' Questions
これからもイエスとエイジアとの間でバランスを取っていくつもりですか。
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もっとうまくバランスを取りたいね。どっちのグループもさらに前進する可能性を持ってるから。だが、来年 (2012年) はスティーヴ・ハウ・トリオにもっと時間をさきたい。そうでないと、2年に1度しか活動できなくなる。この年はトリオの年、次の年はトリオじゃない年、みたいにね。実際、今はそうなんだ。「The Haunted Melody」と「Travelling」って2枚のアルバムを出したが、サイド・プロジェクトなのは判ってる。だけど、ディラン (長男でトリオのメンバー) はすごく喜んでる。カナダとイギリスとヨーロッパで公演したが、残念ながら、まだアメリカではやってないんで、来年こそはぜひやりたい。
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そういうわけで、どう時間を工面するかは、ちょっとした悪夢なんだ。ソロ活動も、すごく大切だしね。ギターだけでどんな音楽が作れるかは、自分の血、自分の心なんだ。なので、来年はトリオとソロ活動に、ひょっとしたらイエスとエイジア以上に、比重を置くかも知れない。
ギターの歴史の中で最も驚異的なギタリストの1人ですね。
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今の自分があるのは、色々な人たちのお陰だ。イタリアのクラシック・ギタリスト、フラヴィオ・サラを聞いた時、その場で止まってしまったよ。アルバート・リーを1966年に見た時も、そうだった。ワットフォールド・タウン・ホールでクリス・ファーロウ&ザ・サンダーバーズと演奏した時、クリスが来て、「新しいギタリストを入れたよ。見といたほうがいいぜ」って言うんだ。それでアルバートの演奏を見たら、もう倒れそうになった。彼のレス・ポール・カスタムも、それまで聴いた内で最も鋭い音だった。突き刺さってくる。2つのピックアップを同時に使ってだ。
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1980年代はスティーヴ・モーズだな。1990年代はマーティン・テイラーだ。いつも必ず誰かが出てきて、こう思わせるんだ。「もうノックアウトだ。ちょっと電話してみよう」。フラヴィオは、私がブラジルにツアーしてた時。ホテルまで来て、部屋で一緒に演奏してくれたんだ。光栄だった。ぞくぞくしたよ。
実際には、去年エイジアから脱退しちゃったけど。
アルバート・リーについては、このインタビューが面白い。
→ YAMAHA | アルバート・リー・インタビュー / クラプトン、ストーンズ、ディープ・パープルを語る
マーティン・テイラーは、実際にスティーヴ・ハウとギター・デュオのアルバムを作ってる。いきなり電話したんだろうか (笑)。
→ Amazon | Steve Howe and Martin Taylor - Masterpiece Guitars
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