ディープ・パープルのメンバー、「Perfect Strangers」を語る (代表作を語る (8/9))
これも「Uncut」誌。2013年6月の記事がウェブに2015年11月に掲載されたもの。イアン・ギラン、ロジャー・グローヴァー、イアン・ペイスの3人が、ディープ・パープルの代表的なアルバムについて語っている。
→ Uncut | Deep Purple: "We Were Dangerous, Unpredictable... It Wasn't Cabaret"
「Perfect Strangers」(1984)
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ギラン:ある時、ロドニー・マーシュ (イングランドのサッカー選手) とカレーを食いに行った。俺はクイーンズ・パーク・レンジャーズ (マーシュが在籍していたロンドンのサッカー・クラブ) の大ファンで、彼がハマースミス・オデオンでのザ・ギラン・バンドの公演を観にきてくれたんだ。終わった後、ビールを飲みながら、ひとしきりお世辞が尽きた頃、彼がこう言った。「..... だが、ディープ・パープルほどじゃないな」。その通りなんだ。俺もそう思ってた。それで、次の日にジョン・ロードに電話して、探りを入れてみたんだよ。
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グローヴァー:良い考えかどうか、何とも言えなかった。1980年代にも通用するか、判らなかったからだろうな。ミーティングで「やろうか」ってなった時、丸テーブルを囲んでた俺たち5人とも、すごく良い気分だった。
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ペイス:ばかばかしいよ。家に帰ってきたみたいなもんだ。集まってセッティングして演奏を始めたら、実にすんなり自然な感じなんだ。あの時、なんで辞めちまったんだ?、みたいな。
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ギラン:バーモントの借家でジャムセッションを始めたら、皆にこにこして、うなずきあってる。それでツアーに出て、がんがん酒を飲んだ。最高だった。だが、次を作る頃には、変わってしまった。誇大妄想におちいっちまって、またやり直さないといけなくなったんだ (このへん、ちょっと意味不明)。
ちなみに、イギリス人の「go for a curry (カレーを食いに行く)」は、日本で言えば、飲んだ後にラーメン屋に行く、くらいのノリなんだそうだ。
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