テイラー・スウィフト、アニー・レノックスとピーター・ゲイブリエルを語る
今回は小ネタ。意外な人の口から意外な人の名前が出てきてたんで、軽く紹介。NPR (National Public Radio, 米国公共放送) のサイトから2014年10月の記事で、それまでのカントリー路線からポップ路線に大きくシフトしたアルバム「1989」のリリースに合わせたインタビュー。
→ NPR | 'Anything That Connects': a Conversation with Taylor Swift
何か新しい影響とかあったりしたんでしょうか。評論家の中には、ロードやラナ・デル・レイやロビンの影響があるんでは、って言う人もいますが。
- ピーター・ゲイブリエルとアニー・レノックス (元ユーリズミックス) ですね。このアルバムを作ってる間も、どちらもしょっちゅう聞いてました。アニーはとっても興味深い人で、真似しようなんてとうてい無理。自分の思いをすごく力強く伝えてきてて、いつも憧れてます。
ピーター・ゲイブリエルは?
- 素晴らしいセンスの持ち主ですね。人々を音楽で盛り上げるやり方を実にしっかり心得てる。彼の1980年代の仕事 (「IV」や「So」あたり) は時代のはるか先を行ってて、シンセ・ポップの音を使いながら、売れ線ねらいじゃなくて、歌のバックで独特の雰囲気を醸し出してます。どうすればあんなことができるのか、驚きでしかありません。こないだのカバー曲集のアルバム (「Scratch My Back」のこと) も、そう。人々が求めているもの、だけど自分じゃそれに気づいてないものを、すごく上手く示してくれるんです。
この言葉に対して、ピーター・ゲイブリエルは「娘が教えてくれたよ。ありがたい言葉だ。彼女のこと、特にアーティストの権利についての活動を、とっても尊敬してる」とのこと。
今日のおまけ:
上のネタとは関係ないし、そもそもロックとも何の関係もないけど、自分的には一大事件。ロシアのモスフィルムが自社の映像コンテンツを次々と YouTube で、英語字幕付きで無償公開してくれてて、その中にタルコフスキー監督の「ソラリス」や「ストーカー」も3年前から含まれてる。今ごろ知った。素晴らしい。太っ腹。「ストーカー」はいつも途中で寝ちゃうんだけど (苦笑)。
→ YouTube | Solaris, directed by Andrey Tarkovsky
→ YouTube | Stalker, directed by Andrey Tarkovsky
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