エドワード・ヴァン・ヘイレン、スティーヴ・ルカサーと語る (8/14)
スティーヴ・ルカサーの公式サイトにある記事で、元は「Guitar - for the Practicing Musician」誌の1993年9月に掲載とのこと。エディ・ヴァン・ヘイレン (エディ) とスティーヴ・ルカサー (ルーク) は大の仲良しだそうで、同じ高校の先輩・後輩の間柄らしい。いちおうエディがルークにインタビューするって体裁にはなっているが、中身はほぼダベリに近い (笑)。たまにはこういう記事もいいかも。
→ Edward Van Halen - EVH interviews Luke
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エディ:そういえば、ジェフのトリビュート・コンサートに混ぜてくれて、有難う。
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ルーク:ジェフが急死して、まず決めたのは、ツアーは決行することにしたんだ。もう前売り済みだったしね。ジェフの奥さんや子供たちには、俺たちで資金的な援助をした。ツアー中はどこでも、大勢のファンが取り囲んで、アルバムを買ってくれて、「続けるっきゃないよ。ジェフだってそれを望んでるよ」って言ってくれた。3ヶ月の世界ツアーで、これでいいんだ、って感じられるようになった。こんな夢も見たよ。レコーディングスタジオでエンジニアとドラムスの音を聴いてたら、ジェフが闇の中からいきなり現れてきた。そして、サイモンがドラムスを演奏してるのを見て、俺に微笑みかけた。やるじゃないかって感じで。
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エディ:たぶん彼だったんだろうな。
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ルーク:彼だったんだよ。
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エディ:信じないかも知れないけど、俺も親父が死んだ時に、同じような経験をしたよ。
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ルーク:やっていけるなんて思えなくても、俺たちはまだここにいる、やんなきゃいけない音楽も山ほどある。あのアルバムはジェフが参加してて、彼も含めて誰もが自信を持ってる。いつもよりもっとロックしてる。ラジオで流してもらえるかなんて考えてない。
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エディ:あれは素晴らしいアルバムだよ。ラジオで流れたら、誰もが気に入るんじゃないか。もう5年もアルバムを出してなかっただろ。俺に言わせりゃ、お前らの音楽は、ラジオで流れてるクソなんかより、数光年は先を行ってる。
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