ギャヴィン・ハリスン、キング・クリムゾン加入のいきさつを語る (2/2)
「Modern Drummer」誌のサイトにある2008年11月の記事より。その年のキング・クリムゾンの米国ツアーに参加したドラマーのギャヴィン・ハリスンが、今回は加入してからの色々を語っている。
- (フリップのことはブルフォードからよく聞いてますけど、と言われて) ロバートがドラマーに厳しいって感じはしない。「今までやってみたいのにやらせてもらえなかった、そういう演奏を何でも全部やってくれないか」、そう言われた。「Level Five」とか何曲か聴かせてくれたんだけど、ドラムスのトラックとループが山盛りで、その天辺でパットが演奏してる。もう充分一杯に聞こえたんで、「これに何をすればいいと思うんですか」って質問したら、彼は少し考えて、「もっとだ」。もらったアドバイスはそれだけだよ。あ、こんなことも聞かれたな。「ドラムスのフィルをやる時、どこでやめればいい?」、「んー...」、「最初以外ならどこでもいい」。こんなやり取りもあった。「ビルのパートを勉強したほうがいいですか?」。そう聞いたら、「ドラムスのパートを勉強したりしちゃいけない。曲の構成を勉強して、あとはやりたいようにやるんだ」。ほんと、ちっとも厳しくないね。
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