エディ・オフォード、イエスを語る (6/10)
「Notes from the Edge」ってサイトにあった記事より。1990年代前半のインタビューと2000年のインタビューを合わせたものとのこと。今回は「Close to the Edge」の話。
→ Notes from the Edge - Conversation with Eddy Offord
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バンドが成功するにつれて、スタジオで費やす時間はどんどん長くなっていった。例えば、2時からセッションを始めるってことにすると、クリスが現れるのはだいたい4時から5時、誰もがイライラしていた。だけど、成功して大金が入ってくるようになったんだ。「Close to the Edge」のアルバムは、俺も今でも大好きだ。「Close to the Edge」のイントロは、ジョンのアイデアを最大限に活かしてる。オーバーダブに、のべ1,000トラックくらいは使ったよ。
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「Siberian Khatru」じゃ、ドップラー効果 (近づく音は高く聞こえて遠ざかる音は低く聞こえる現象) を出すために、ギターソロを録音する時に、スタジオでアシスタントにマイクを振り回してもらった。今なら、ハーモナイザーか何かを使えば、同じ効果が出せるだろうけどね。レスリースピーカー (キャビネット内でスピーカーユニットを回転させて、ドップラー効果で音の揺らぎを作り出してる) の音をねらったんだ。考えたんだよ。「スピーカーを回す代わりに、マイクを回せばいいんじゃないか?」。かっこいい音になった。
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パイプオルガンの音をどこで収録したかは、ちょっとよく思い出せない。ちょうどエマーソン・レイク&パーマーの仕事もやってて、教会で録音したのは憶えてるんだけど、どっちのバンドがどこの教会だったか、思い出せないんだ。シンセサイザーには、時には6つか7つのトラックを使ったね。当時はまだポリフォニック (和音を出せる) シンセサイザーなんてなかっただろ。ストリングスにしろブラスにしろ何にしろ、一音ずつ作ってかないといけない。それをあっちに移したりこっちに移したり、バックヴォーカルをあっちに移したりこっちに移したり、24トラックに何とか頑張って押し込んでくんだ。
話は違うけど、今はピークを過ぎたけど、5日くらい前から唐突に 2012/3/19 の「スティーヴ・リリーホワイト、ウルトラヴォックス『Ultravox!』を語る」にアクセスが殺到し始めた。10ヶ月も前から棚ざらしなのになんで今頃?と思ったら、どうも Gunosy って自動ニュースお勧めサイトとやらで、なぜかニュースとして紹介されちゃったかららしい。どこがニュースやねん。スティーヴ・リリーホワイトとウルトラヴォックス、どっちの人気のおかげか判らないけど、これは近い内にちょっとテクノねたでも仕込んでみるかな。
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