ケヴィン・エアーズ、「Sweet Deceiver」を語る (自ら代表作を語る (8/9))
これも「Uncut」誌。2008年10月の記事がウェブに掲載されたもので、ケヴィン・エアーズがザ・ソフト・マシーン、ソロ、ブライアン・イーノたちとの共作とか、代表的な8枚のアルバムについて語っている。エアーズはこの後、2013年2月に亡くなった。
→ Uncut | Kevin Ayers - Album by Album
ケヴィン・エアーズ「Sweet Deceiver」(1975)
- まるでゲイだよな (アルバム・ジャケットのこと)。ちっとも俺じゃない。まぁ、エルトン・ジョンが参加してくれたのは、素晴らしかった。ジョン・リードは、当時の彼のパートナーで (エルトン・ジョンはゲイを公言している)、俺を美少年に仕立て上げたかったんだろうな。完全に外してるよ。俺の音楽が判ってなかったか、どうでもよかったか、どっちかだろう。俺のマネージャーとして、「その他大勢」の中から取り立ててくれたわけだが、もうみんなゲイでさ。音楽とか商売とかより、ゲイかどうかにしか興味ないんだ。何だか、この超リッチ、超パワフルなビジネスマンに、ただ名前だけ買われたみたいな気分だった。エルトン、クイーン、他にも色々と扱っております、ってさ。俺が売れるなんて、全く思ってなかったはずだ。ただ「弊社のカタログには、このようなのも取り揃えております」、それだけのことだったんだよ。
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