ルー・リード、ザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンドなどを語る (1/9)
古い人ついでに、追悼の意も込めて、2013年10月に亡くなったルー・リードを行ってみようか。「Guitar World」誌誌サイトの2013年11月の記事より。元は1998年の雑誌記事をウェブに転載したもの。ザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのこととか、色々と語っている。リッチー・ブラックモアとは違う意味で、とにかくインタビュアーをビビらせる人なんで、かなり貴重かも。
→ Guitar World | Lou Reed Talks about the Velvet Underground, Songwriting and Gear
ザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンド当時について
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俺はセシル・テイラーとかオーネット・コールマンとか、アバンギャルド・ジャズを聴いてた。もちろん、あんなふうには弾けない。楽譜も読めないしな。あんな技術を身につけたいって思ったことすらない。だが、俺には熱い思いがあった。それと、良い耳がな。だから聴いてたんだ。ギタリストなら、ジェイムズ・バートンとかスティーヴ・クロッパーとか。
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クロッパーをコピーしない奴なんていないだろ? 大したギタリストだ。ソロのことを言ってんじゃない。バンドでパートを弾く時のことを言ってんだ。ザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンドだって、それぞれのパートにこだわった。ギターのフィードバック奏法を見つけて、気に入ったんで、ソロでも使ったりしたが、どうやってダメなフィードバックを無くすか、どうやって良いフィードバックを作るか、それを試してたんだ。自分の立つ場所の問題だな。そんなことを何年もやってたのに、今でも耳がいいのは、すごくラッキーだ。ザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのコンサートの後は、いつもツンボ同然になってた。俺たちみんなガキだったんだよ。何も判ってなかった。
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ザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンドには、一つだけ決まりがあった。ブルースはやらない。実は上手い奴もいたんだが、そういうバンドじゃないからな。
んー、なんとも支離滅裂なんだけど、これだって、わざとインタビュアーを煙に巻いてるだけかも知れないしな。
別件。新生キング・クリムゾンの9月からのツアー日程が、何日か前に公表されてる。アルバニーから始まって、まずはアメリカだそうだ。あと、リハーサル風景の写真も何枚か。
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