ルー・リード、ザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンドなどを語る (9/9)
古い人ついでに、追悼の意も込めて、2013年10月に亡くなったルー・リードを行ってみようか。「Guitar World」誌誌サイトの2013年11月の記事より。元は1998年の雑誌記事をウェブに転載したもの。ザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのこととか、色々と語っている。リッチー・ブラックモアとは違う意味で、とにかくインタビュアーをビビらせる人なんで、かなり貴重かも。
→ Guitar World | Lou Reed Talks about the Velvet Underground, Songwriting and Gear
あなたの作る曲は、ポップのあらゆるジャンル、あらゆるスタイルに渡ってますよね。あなたが元々ピクウィック・レーベルの作曲者ととしてプロ活動を始めた、その結果でしょうか。
- ポップとロックへの愛情の結果だよ。自分が好きな曲のことを人に言うと、時々ビックリされるんだ。アホな曲が好きなんでね。
例えば?
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俺の書いた「Banging on my Drum」( Rock and Roll Heart」に収録) みたいなやつだよ。「アホ」ってのは、愛情を込めた言いかたなんだ。例えば、ジャズには興味がない。フランク・シナトラの「One for My Baby」をカバーした時も (ロブ・ワッサーマンの「Duets」に収録)、シャッフルに変えちまったしな。クルト・ヴァイル (1900年代前半の作曲家) の「September Song」も、あれこれやってロックにしちまったし (「Lost in the Stars: The Music of Kurt Weill」に収録)。
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一番気に入ってる曲は、たぶんロレイン・エリスン (フィラデルフィア・ソウルの歌手) の「Stay with Me Baby」かな。そうか、ジェリー・ラゴヴォイ・プロダクションだ。ジェイムズ・バートンなんかもいいねぇ。ロイ・オービソンのギターもいいよ。「Ooby Dooby」とかさ。今でも俺を熱狂させてくれる。リッキー・ネルソンの「Hello Mary Lou」で聴けるジェイムズ・バートンのソロもだ。自分じゃテレキャスターのジェイムズ・バートン・モデルを使ったことはないが。
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ギターは今使ってるので満足してる。すごく幸せだ。一本で何でもできるのが理想だが、それは不可能だよな。今のは、その究極のギターに限りなく近い。
→ YouTube | Duets: Lou Reed & Rob Wasserman "One for My Baby"
→ YouTube | September Song - Lou Reed - Lost in the Stars: The Music of Kurt Weill
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