色んなギタリスト、アラン・ホールズワースを語る (1/8)
4月に亡くなったアラン・ホールズワースには、数多くの弔辞が寄せられた。これはそれらとは違って、生前の本人に色々なギタリスト (など) が送った讃辞を、ファン有志がまとめたもの。元々はほとんどどれも10年以上前のものだと思う。
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ジョン・マクラフリン
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アランのことや彼の音楽は30年前から知っているが、それでも今なお驚かせてくれる。彼のコンセプト、演奏、感服するしかない驚異的な技術、それらが他人のはるか先をいく彼の音楽的方向性と、見事に完璧な調和を見せている。
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14年くらい前にロンドンでコンサートを見た時のことをよく憶えてる。終演後に彼にこう言った。「どう弾いてるのか判れば、盗んでやろうと思ってたけど、どう弾いてるのか全く判らなかったよ」。彼は笑ってた。
エディ・ヴァン・ヘイレン
- ホールズワースはとにかく最高だ。すばらし過ぎる。大好きだ。
エリック・ジョンソン
- アランの独創的で美しいコード・ボイシングはいつも衝撃的だ。ギターへのアプローチが唯一無二なんだ。エレクトリック・ギターの限界を押し広げてくれた。あのフレージングをもしもチャーリー・パーカーが聴いたとしたら、きっと微笑むんじゃないかな。どんなスタイルのどんなギタリストも、必ず彼を聴かないといけない。そうすれば、限界は自分の中にあるだけだって、よく判るはずだ (パーカーはモダンジャズの父と呼ばれるサックス奏者。ホールズワースのサックス好きを知っての発言か (笑))。
ショーン・レイン
- アラン・ホールズワースを知ったのは、1978年、14歳の時だ (当時、ブラック・オーク・アーカンソーのメンバーだった)。あんなふうにギターが弾けるなんて、夢にも思わなかった。俺の人生を根っこから変えてくれた。もしもホールズワースを知ってなかったら、きっとただブルースやロックを弾き続けるだけで、ひょっとしたら辞めてたかも知れない。それが、自分自身のやりかたで全く違うレベルでギターに挑戦してみよう、そんな気を起こさせてくれたんだ。
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