アラン・ホールズワース、ファンの質問に答える (3/4)
ファンから集まった質問を記者が本人に伝える形のインタビュー。「Guitar World」誌サイトの2017年7月の記事より。文字通り生前最後のインタビューで、ホールズワースはこの数日後に亡くなった。
→ Guitar World | The Final Interview: Allan Holdsworth Talks SynthAxes, Jaw-Dropping Solos and More
「Road Games」から奏法が大きく変わりましたが、一方で、最も気に入らないアルバムの一枚だそうですね。
- プロデューサーのテッド・テンプルマンが全て持ってってしまって、アルバム作りに何も手を出せなかったからだ。エディ・ヴァン・ヘイレンがワーナーとの契約を取りつけてくれたんだが、会社はやりたいことを何もやらせてくれなかった。彼らはもっと売れ線の音楽をやらせたかったようだけれども、頑として聞き入れなかったんで、結局、クビになった。アルバムとしても完成しなかったので、6曲しか入ってない。不幸な時期だった。メジャー・レーベルと契約できるなんてすごいと思ってたけれども、結果は正反対だった。
なぜヘッドレス・ギターを使うんですか。
- 最初に使ったのはスタインバーガーで、デザインが一目で気に入った。全く合理的で、ものすごく弾きやすい。しっかりしてるし、サウンドも素晴らしい。弦の交換も楽だ。いったん使ったら、もう普通のギターには戻れないよ。ずいぶん前にカルヴィン社に、今はキーゼル社になってるけれども、ヘッドレスを作ってもらって、それ以来ずっと愛用してる。
シンタックス (SynthAxe) はまだ使ってますか。
-
使ってる。あんなユニークで精妙な楽器はない。唯一無二だ。ギターじゃ無理などんな音空間でも作り出せる。「Atavachron」(1986年) 以来、ずっと使ってきてる。ソリッド・ステート・ロジック社のビル・エイトケンが作り出したんだけれども、彼はギターでシンセサイザーを弾きたかったんだ。基本的にはMIDIコントローラーなので、それ自身のサウンドはない。最初のロットを手に入れた。大好きだよ。
-
前は「シンタックスなんかやめて、普通のギターを弾いてくれ」みたいなメモがアンプに貼り付けられたりすることもよくあったけれども、今は「シンタックスを弾いてくれないか」ってよく言われる。だが、もうライブで弾くことはないに等しい。金がかかるし、機材も多くなるからだ。
→ YouTube | Allan Holdsworth with His SynthAxe at a Rehearsal Playing Pud Wud
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